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2011年12月02日

12/7 おとな学校《NPOの今~その功罪を問う》

月見の里おとな学校第7回
『NPOの今 ~その功罪を問う』

講師:伊藤裕夫(文化政策研究者・文化庁文化審議会政策部会臨時委員)

日 時:2011年12月7日(水)19:30~21:30
会 場:月見の里学遊館 1階・和のワークショップルーム
参加費:500円


「NPO」ってなんだか善い響きです。無条件でイイことをやっている人の集まりのようで、ひれ伏しちゃいます。

市民が主体となる社会をより機能させるために、1998年に制定されたのが「特定非営利活動促進法」、通称NPO法です。しかし施行されてから10年を超えた今、実質は企業活動と変わらない性格の法人や、またちょっとカタギじゃない人たちの商売に使われるなど、必ずしもポジティブイメージだけではなくなってきています。またそこまで極端ではなくとも、「市民協働」の名のもと行政がNPO法人を外注業者のように使ったり、またはNPO法人サイドが行政にすり寄って「公益性」のある事業に参画したりと、ちょっと「なんだかなぁ」といった感の否めない活動も顕著です。

無論、例えば震災復興へ向けてNPO法人が担える社会的役割もたくさんありますし、この制度が社会にとって有効となるようさらなる運用を目指していかなければなりません。今回のおとな学校では、こうしたNPOの活動および法律の持つ、ポジティブな側面だけではなく、ネガティブな側面にも光をあて、いま一度、市民が主体となるとはどういうことなのかを問い直す契機となることを目的とします。


【講師紹介】
 伊藤裕夫(いとう やすお)
 1948年生まれ。2000年静岡文化芸術大学、2004年同大学院文化政策研究科教授、2006年富山大学芸術文化 学部教授を経て、文化庁文化審議会委員。(財)舞台芸術財団演劇人会議副理事長も務める。市民社会時 代における文化政策を研究テーマに、文化・芸術分野におけるNPO活動を中心とした現状と課題を明らか にすると同時に、これからの時代の文化政策のあり方を構想する。


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Posted by 月見の里学遊館 at 15:38│Comments(0)ワークショップ
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