月見の里おとな学校『クラシック音楽入門』
月見の里おとな学校第6回
『クラシック音楽入門 ~ その受容の仕方“内”と“外”』
講師:小岩信治(静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科准教授)
日 時:2011年11月16日(水)19:30~21:30
会 場:月見の里学遊館 1階・和のワークショップルーム
参加費:500円
演奏する人、鑑賞する人、研究する人、それぞれの立場からのクラシック音楽受容を考えます。
とりわけ日本においては、クラシック音楽の受容と需要は、膨大な音大出身者や音大生に支えられていると言っても過言ではありません。また、そうしたクラシック音楽受容とは別に、ひとつの“教養”として“嗜んでいる”層というのも確かに存在しています。また、コマーシャリズムにのったクラシック音楽を、いわばポップスなどの大衆的な音楽と同じ俎上で受容している層もあるでしょう。無論、アカデミックな研究対象としてクラシック音楽と対峙している人たちもいます。様々なレイアーが重なるクラシック音楽の受容のカタチを、小岩信治氏の個人的なフィルターを通じ、高度情報化社会におけるメディアのひとつとして把握することで、参加者の皆さんにとって各々のクラシック音楽との関わりを再認識する時間となることでしょう。
小岩信治(こいわ しんじ)
静岡県出身。ベルリン芸術大学博士課程修了。研究分野はピアノ音楽の歴史、ピアノ協奏曲の演奏の歴史、日本におけるピアノ音楽の受容。2002年、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師、2006年より静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科准教授。著書訳書多数。
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