ザクセン声楽アンサンブル 合唱コンサート
ザクセン声楽アンサンブル ドイツ合唱名曲選 ~シューマンと仲間たち~
【出 演】 ザクセン声楽アンサンブル(混声合唱)
マティアス・ユング(指揮)
藤野一夫(プレレクチャー解説/神戸大学大学院教授)
【日 時】 11月27日(日)開場16:30 開演17:00
☆16:45より場内にて藤野一夫氏によるプレレクチャーを開催します。
【会 場】 月見の里学遊館うさぎホール
【当日券】 朝9時より事務局で販売しております(電話予約不可)
一般2500円 学生1000円 中学生以下無料
伝統と現代が出会う街の音楽
ドイツの東、ポーランドとチェコに接しているザクセン州の州都ドレスデンは、音楽好きにとっては、世界最古のオーケストラ「シュターツカペレ・ドレスデン」や、このオーケストラがピットに入り演奏する歌劇場「ゼンパー・オーパー」が有名ですし、ワーグナーやウェーバーなどの音楽史に名を残す大作曲家とも縁がある街としてよく知られています。美しい建造物が立ち並ぶドレスデンですが、1945年のイギリス軍による大空襲で壊滅的な被害を受け、先にあげたゼンパー・オーパーも大空襲で破壊されましたが、その後1980年代に忠実に再建されました。東西ドイツ統一後の1990年代に入ると、歴史的建造物の更なる再建が進んでおり、現在ではドレスデンはドイツ有数の観光地でもあります。
ザクセン声楽アンサンブル(1996年創設)は、ハインリッヒ・シュッツやヨハン・セバスチャン・バッハなどのバロック期の音楽から現代音楽まで幅広いレパートリー誇っています。バッハを演奏すると鋭敏な明晰性でその音楽を再現し、また現代音楽を演奏するとバロックや古典を演奏して培ったテキストやスコアへの献身が活かされます。いわばその音楽性は歴史的な文化とそれらを再現または再構築する文化が混在しながら動き続けるドレスデンという街を体現しているかのようです。
(当日配布プログラム冊子から)
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